色素沈着とは?原因や対処法・ケアについて解説【大阪の美容皮膚科 医師 湯上駿監修:MAクリニック心斎橋】

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色素沈着とは?原因や対処法・ケアについて解説

2025.7.18

肌にうっすら残る茶色い跡や、いつの間にかできていた黒ずみ。それは「色素沈着」と呼ばれる状態かもしれません。色素沈着は、紫外線やニキビの炎症、摩擦など、日常の中にある些細な刺激が原因となって発生します。しかも一度できてしまうと、なかなか自然には消えにくく、多くの方が「何をすれば改善できるの?」と悩みを抱えています。

本記事では、色素沈着の種類や原因を詳しく解説し、日常でできる対策や美容皮膚科での治療方法まで、幅広くご紹介します。肌本来の明るさと透明感を取り戻すために、正しい知識とケアを今から始めましょう。

色素沈着とは

色素沈着とは、メラノサイトが生成したメラニン色素が肌に沈着し、黒ずみやシミのように見える状態を指します。炎症や紫外線、ホルモンの影響など原因は多岐にわたり、症状や現れ方もさまざまです。まずは色素沈着の主なタイプを把握し、自分の肌状態と照らし合わせてみましょう。

炎症後色素沈着

ニキビや虫刺され、火傷、アトピー性皮膚炎などによる炎症のあとにできるシミです。茶色~黒色で不規則な形をしており、全身に出現する可能性があります。

老人性色素斑(日光性黒点)

紫外線ダメージの蓄積によりできるシミで、頬骨など日光を浴びやすい部位に現れます。円形で境界がはっきりしているのが特徴です。

肝斑(かんぱん)

ホルモンバランスの変化が原因で、頬や口周りに左右対称にもやっと広がるシミです。30〜40代以降の女性に多く見られます。

雀卵斑(そばかす)

遺伝的要因による小さな斑点状の色素沈着です。紫外線で濃くなる傾向があります。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

真皮層に発生する青みがかった色素斑で、肝斑と見分けがつきにくいこともあります。専門的な治療が必要です。

部位別の色素沈着の特徴

脇やVラインはカミソリや摩擦による黒ずみが目立ちやすく、唇やまぶたはメイク残りやこすり過ぎが原因になります。肘・膝は古い角質の蓄積が目立つ原因になることもあります。

沈着の深さによる違い

表皮層にあるメラニン沈着は淡い茶色、真皮層にまで達すると青みがかった黒褐色になります。深い層の色素沈着は自然には薄くなりにくいため注意が必要です。

色素沈着の原因とメカニズム

メラニンは本来、紫外線などから肌を守るために生成されるものですが、過剰に作られたり排出されなかったりすることで、色素沈着として残ります。主な原因とその影響をみていきましょう。

炎症によるメラニン生成

肌トラブルによる炎症で、メラノサイトが刺激されメラニンが過剰生成されます。ターンオーバーの乱れで沈着が長く残ることもあります。

紫外線の影響

日焼けやUVダメージはメラニン生成の最大要因。日常的な紫外線ケアを怠ると、シミやくすみの悪化に直結します。

摩擦による刺激

ナイロンタオル、メイク落としシート、自己流マッサージなど、日常の「こする行為」も肌に大きなダメージを与え、色素沈着を招きます。

ホルモンバランスやストレス

女性ホルモンの変化により、メラノサイトの働きが活性化。ストレスによってもメラニン生成が促進されることが分かっています。

化学物質の影響

タール系成分、香料、衣類の摩擦などによる接触性皮膚炎も、色素沈着の原因となります。

色素沈着の正しい対策・予防法

色素沈着は正しい予防とケアの継続で改善が期待できます。自宅でできる基本的な方法を紹介します。

紫外線対策を徹底する

UVケアは1年を通じて欠かせません。曇りの日や室内でもUVA波は届くため、日焼け止めを毎日使う習慣をつけましょう。

ターンオーバーを整える生活習慣

十分な睡眠、バランスのよい食事、ストレスコントロールが肌代謝の正常化に欠かせません。不規則な生活は色素沈着を悪化させる要因となります。

美白成分を含む化粧品を選ぶ

目的に応じて、以下のような成分を含む製品を選びましょう。

  • メラニン生成阻害:トラネキサム酸、アルブチン、コウジ酸
  • メラニンの還元:ビタミンC誘導体、ハイドロキノン
  • 排出促進:レチノール、リノール酸

肌に良い栄養素を意識する

次のような栄養素を意識的にとりましょう。

  • ビタミンC(ブロッコリー、レモン):抗酸化作用、コラーゲン生成
  • ビタミンA(緑黄色野菜):皮膚と粘膜の健康維持
  • タンパク質(魚・肉・卵):肌の原料となる重要成分

美容皮膚科での色素沈着治療

セルフケアで改善が見られない場合は、美容皮膚科での治療も視野に入れましょう。

レーザートーニング

肝斑にも対応可能なソフトな照射で、色素沈着を徐々に薄くします。ダウンタイムが少なく、治療直後からメイクも可能です。

外用薬による治療

医療用のレチノイン酸ゲルやハイドロキノン、システアミン配合の薬剤などが処方され、メラニンの排出や生成抑制を促します。

まとめ

色素沈着は、紫外線や炎症、摩擦、ホルモンバランスの乱れなどが原因となり、肌にシミや黒ずみとして現れる厄介なトラブルです。日常のスキンケアや生活習慣の見直し、美白有効成分の活用で改善が期待できる一方で、深く沈着したものはセルフケアでは限界を感じることもあるでしょう。

そんな方には、肝斑や色素沈着の改善に特化した「レーザートーニング」がおすすめです。MAクリニック心斎橋では、レーザートーニング「MedLite(メドライト)C6」を受けられます。メラノサイトを刺激せず、肝斑やくすみ、ニキビ跡などにも優しくアプローチできるため、色素沈着の治療に適した施術です。

気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

堂脇真音

MAクリニック心斎橋 院長
湯上 駿

心斎橋という美意識の高いこの地で、皆様の「もっと美しくなりたい」という想いをサポートできることを大変光栄に感じております。私自身、美容医療は単に見た目を整えるだけでなく、皆様の自信や笑顔を引き出し、毎日をより豊かにするためのものだと考えております。

当クリニックでは、美容医療が初めての方も、これまで経験されてきた方も、誰もが安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけてまいります。お一人おひとりのなりたいイメージやライフスタイルに寄り添い、最適な治療プランを一緒に見つけていく、そんな「あなたのパートナー」として、皆様の美しさを全力でサポートさせていただきます。

主な経歴 2018年 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2018年 大阪公立大学医学部附属病院
2020年 大阪公立大学医学部附属病院 麻酔科
2022年 兵庫県立こども病院 麻酔科
2023年 某大手美容クリニック 院長
所属学会 日本美容外科学会 (JSAS) 正会員
日本麻酔科学会 正会員
日本心臓血管麻酔科学会 正会員
主な資格 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医