Menu 皮膚・皮下腫瘍

  1. HOME
  2. 形成外科
  3. 皮膚・皮下腫瘍

皮膚に出来ている腫瘍は、形成外科専門医にご相談ください

良性の皮膚腫瘍で多いのが、色素性母斑(いわゆるホクロ)、粉瘤、脂肪腫などです。
当院では形成外科専門医が丁寧に美容的見地からも考え手術を行います。

Feature 皮膚・皮下腫瘍の特徴

色素性母斑(ホクロ)

色素性母斑、いわゆるホクロの治療は、ホクロ及びホクロ周辺の皮膚を紡錘形(ぼうすいけい)に切除して縫い合わせることが一般的です。大きさが5mm以下の小さなものの場合はCO2レーザーによる治療も可能ですが、5mmよりも大きいものは手術した方が綺麗に仕上がるケースが多いので、当院では手術することをお勧めしています。さらに大きなホクロの場合は2,3回に分けて切除し縫い合わせたり、縫い寄せることが難しい場合は周囲の皮膚を移植して縫い合わせたり、皮膚移植して縫い合わせることもあります。皮膚移植する場合、移植した皮膚と患部周囲の皮膚は少し色合いが異なるため、周囲の皮膚を移植するケースと比べて整合性が若干劣る可能性があります。予めご了承ください。

尚、切除したホクロは悪性の有無を調べるために生体検査に出すこともあります。念のため調べておきたいという方は、お気軽にお申し付けください。また、ホクロだと思っていたけれど皮膚癌だった、というケースもあります。気になるホクロがある方は、是非一度、当院にご相談ください。

粉瘤

粉瘤は表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれる良性腫瘍のひとつで、表皮でできた袋のような腫瘍です。皮膚の中に皮膚が入り込んでしまったことによる疾患で、袋の中には古い角質、いわゆる垢が溜まっています。粉瘤には皮膚の表面に小さな開口部があり、周りから圧迫すると臭くて白い膿のようなものがでることがあります。

開口部は黒ニキビのように酸化して黒くなっていることもあります。ニキビと間違えやすいですが、ニキビは自然に治るのに対し、粉瘤は自然に消えることはありません。初めは皮膚の膨らみがなく、触れるとクリクリとしたしこりを感じる程度で、袋の中に垢を溜めながら少しづつ大きくなりますが、稀に急に大きくなることもあります。生まれつき多発しやすい体質の方は、耳の周囲や脇の下、お尻などにできる傾向があります。

ばい菌が入ると炎症や化膿を起こし、赤く腫れて痛みを伴うこともありますが、袋を取らない限り再発を繰り返すことになります。根本的に治すには、手術をして袋ごと摘出するしかありません。腫瘍が大きくなると手術後の傷跡が大きくなるため、当院では腫瘍が小さいうちに切除することをお勧めしています。手術する際は、腫瘍の入り口の周囲を紡錘形に切除し、袋ごと摘出します。

脂肪腫

脂肪腫とは脂肪からできた良性の腫瘍のことで、皮膚にできる腫瘍の中では最も多く見られるもののひとつです。腫瘍は柔らかく単発性のものが大半ですが、稀に多発することもあります。皮膚の皮下組織にできる「浅在性脂肪腫」と、筋膜下や筋肉内、筋肉間に見られる「深在性脂肪腫」があります。治療は腫瘍の上の皮膚を真っすぐに切開して摘出します。当院では、念のため、摘出された脂肪腫の生体検査を行い、悪性の有無を確認しています。

その他、お困りの皮膚に出来ている腫瘍は、ご相談ください。形成外科専門医が丁寧に診察致します。