このような悩みの方におすすめ
- 火傷の傷跡をきれいにしたい
- 赤い線が目立っていて気になる
- 傷痕の赤さや硬さがとれない
- 縫合跡を目立たなくしたい

肥厚性瘢痕・ケロイドとは
ケロイド・肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)とは、けがや手術などでできた瘢痕(=きずあと)の線維成分が過剰に増殖し、硬くなって赤く盛り上がった状態です。よく“ケロイド”という言葉でまとめられて使われていますが、ケロイドと肥厚性瘢痕とは全く違う疾患です。
肥厚性瘢痕の場合、痛みや痒みなどの症状を伴い、傷跡部分のみが赤く盛り上がりますが、もとの傷の範囲を越えなません。
ケロイドは、さらに強い痛みや痒みを伴い、元の傷の範囲よりも大きく広がっていくのが特徴です。
また、肥厚性瘢痕の場合、時間の経過とともに自然に小さくなることがありますが、ケロイドは徐々に進行し、広がり続けていくため、自然に治ることはほとんどありません。
一般的には上記のように考えられていますが、実際にはその中間的な性質を持つ病変も数多く存在し、肥厚性瘢痕とケロイドを区別することが難しい場合があります。
Feature 肥厚性瘢痕・ケロイドの特徴
治療方法
圧迫療法
テープ、スポンジ、サポーター、シリコンゲルシート、コルセットなどによる圧迫をおこなうことで固定と安静患部の安静を保ちます。
外用療法
ステロイド剤の入ったテープや、ステロイド剤軟膏を使用します。
局所注射療法
ステロイド剤をケロイドに直接注射する方法です。
内服療法
抗アレルギー剤が、かゆみなどの症状に効果が認められることがあります。
レーザー治療
血管の数を減らすレーザーが有効とされていますが、現在では健康保険を適用しての治療はできません。
