顔にできる「ニキビじゃないブツブツ」の正体と正しい対処法【大阪の美容皮膚科 医師 湯上駿監修:MAクリニック心斎橋】

COLUMN

お役立ちコラム
大阪の美容皮膚科・美容外科 MAクリニック心斎橋【公式】 - コラム - 顔にできる「ニキビじゃないブツブツ」の正体と正しい対処法

顔にできる「ニキビじゃないブツブツ」の正体と正しい対処法

2025.10.22

顔にできる小さなブツブツ。鏡を見るたびに気になるものの、よく見るとニキビとは違うような気がするといった経験はありませんか?

実は、顔に現れるブツブツにはさまざまな種類があり、その多くはニキビ以外の皮膚トラブルが原因です。誤ったケアを続けてしまうと、かえって悪化するリスクもあります。

ここでは、ニキビ以外の「顔のブツブツ」について代表的な症状を整理し、それぞれの正しい見分け方と対処法を紹介します。

アグネス にきび治療はこちら

よくある「非ニキビ性の顔ブツブツ」6タイプ

鏡を見るたびに気になる、顔のブツブツ。「スキンケアはしているのに治らない」「ニキビ用の薬が効かない」といった悩みを抱える方は少なくありません。

ニキビと見た目が似ているけれど原因も対処法も異なる「非ニキビ性の顔ブツブツ」について、代表的な6タイプを解説します。

汗疹(あせも)|汗の出口が詰まってかゆみが出る

夏場や運動後に現れやすいのが汗疹です。大量の汗によって汗腺が詰まり、小さな赤い発疹が顔に現れます。かゆみを伴うことが多く、ひっかくことで悪化してしまうこともあります。通気性の良い服を着て皮膚を清潔に保ち、炎症が強い場合は皮膚科での外用薬治療が有効です。

毛嚢炎(もうのうえん)|毛穴の奥が炎症を起こす

毛の根元に菌が入って炎症を起こす症状で、剃毛後や汗をかいた後に見られます。赤くぷつっとした見た目で、軽度であれば数日で自然治癒することもありますが、膿がたまったり長引いたりする場合は抗菌薬などでの治療が必要です。

粉瘤(ふんりゅう)|皮脂や角質が皮膚下にたまったできもの

見た目は白ニキビに似ていますが、皮膚の下に袋状に老廃物が溜まり、自然に治ることはありません。放置すると炎症や感染を起こすこともあり、悪化した場合は切開・除去が必要です。特徴的な臭いがあることもあり、繰り返す場合は皮膚科での処置をおすすめします。

稗粒腫(ひりゅうしゅ)|目元にできる小さな白い粒

おでこや目のまわりに現れる、直径1ミリ程度の小さな白い粒。老廃物が皮膚の中に溜まることでできるものですが、炎症はなく痛みもありません。自然に消えることは少なく、見た目が気になる場合は専用器具での除去が必要です。

蕁麻疹(じんましん)|突然現れる赤い腫れとかゆみ

一見ニキビのように見える赤いブツブツが一面に広がり、強いかゆみを伴うことが特徴です。アレルギーやストレスなどが引き金となり、数十分~数時間で消えることが多いですが、頻繁に繰り返す場合はアレルギー検査や内服治療が必要です。

脂腺増殖症(しせんぞうしょくしょう)|中年以降に多い肌の変化

額や頬に現れる白〜黄色っぽい小さな盛り上がり。見た目はニキビに似ていますが、皮脂腺そのものが徐々に肥大してできる良性の腫瘍です。自然治癒は期待できず、気になる場合はレーザー治療や電気メスによる除去が選択肢となります。

自宅でできるブツブツ対策

自宅では次のように対策しましょう。

清潔なスキンケアと保湿の徹底

洗顔はしっかり泡立てて優しく行い、摩擦を避けることが大切です。洗顔後は低刺激の化粧水や乳液でしっかり保湿を行い、バリア機能を高めましょう。毛嚢炎などは清潔さを保つことで悪化を防げます。

睡眠・食事・ストレス管理も重要

皮脂の分泌や肌のターンオーバーは生活習慣の影響を強く受けます。偏った食事や睡眠不足、ストレスの蓄積が続くと、肌の回復力が低下し、ブツブツの悪化につながることもあります。内側からの見直しも重要です。

早めの医療相談でトラブルを未然に防ぐ

稗粒腫や脂腺増殖症などは、自宅ケアでは解消が難しく、放置しても自然に治ることはありません。また、粉瘤は放置すると炎症を起こし、切開手術が必要になるケースもあります。

炎症を繰り返したり、治らずに数週間以上経っている場合は、皮膚科や美容クリニックでの診察を受けましょう。正しい診断と処置が、肌の健康と美しさを守る近道です。

まとめ:顔のブツブツは「ニキビ」と決めつけず、原因を見極めよう

顔に現ニキビではない顔のブツブツは、自己判断では見極めが難しく、放置すれば悪化や再発を繰り返すケースも少なくありません。特に汗管腫や脂腺増殖症のような良性腫瘍は、市販薬やスキンケアでは改善が見込めず、適切な医療処置が求められます。

MAクリニック心斎橋では、こうした皮膚疾患に対して「アグネス(AGNES)」を用いた高周波治療を行っており、再発リスクを抑えながら見た目を自然に整えることが可能です。従来のレーザーや切除に比べてダウンタイムも少なく、皮膚への負担を抑えながら効果を実感できる治療法として注目されています。

「これ以上悪化させたくない」「繰り返すブツブツを根本から治したい」とお考えの方はご相談ください。

アグネス にきび治療はこちら

この記事の監修者

堂脇真音

MAクリニック心斎橋 院長
湯上 駿

心斎橋という美意識の高いこの地で、皆様の「もっと美しくなりたい」という想いをサポートできることを大変光栄に感じております。私自身、美容医療は単に見た目を整えるだけでなく、皆様の自信や笑顔を引き出し、毎日をより豊かにするためのものだと考えております。

当クリニックでは、美容医療が初めての方も、これまで経験されてきた方も、誰もが安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけてまいります。お一人おひとりのなりたいイメージやライフスタイルに寄り添い、最適な治療プランを一緒に見つけていく、そんな「あなたのパートナー」として、皆様の美しさを全力でサポートさせていただきます。

主な経歴 2018年 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2018年 大阪公立大学医学部附属病院
2020年 大阪公立大学医学部附属病院 麻酔科
2022年 兵庫県立こども病院 麻酔科
2023年 某大手美容クリニック 院長
所属学会 日本美容外科学会 (JSAS) 正会員
日本麻酔科学会 正会員
日本心臓血管麻酔科学会 正会員
主な資格 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医