肌のターンオーバーとは?乱れたときの影響や対処法を解説【大阪の美容皮膚科 医師 湯上駿監修:MAクリニック心斎橋】

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肌のターンオーバーとは?乱れたときの影響や対処法を解説

2025.7.18

年齢を重ねるごとに、「くすみが抜けない」「肌がザラつく」といった変化を感じていませんか?
それは、肌のターンオーバーが乱れているサインかもしれません。

ターンオーバーとは、肌の表面にある古い角質が自然に剥がれ落ち、新しい細胞へと生まれ変わる仕組みのこと。健康な肌を保つうえで欠かせないこの働きは、加齢や生活習慣、スキンケアの影響を受けやすく、リズムが乱れると見た目にもトラブルが現れやすくなります。

本記事では、ターンオーバーの基本的なメカニズムから、乱れたときに起こる肌トラブル、整えるための対策までをわかりやすく解説します。

肌のターンオーバーとは?

ターンオーバーとは、皮膚の表面にある古い角質が自然にはがれ落ち、新しい細胞へと入れ替わっていく代謝のサイクルです。この働きによって、私たちの肌はダメージを受けても時間とともに回復し、健康な状態を保つことができます。

ターンオーバーは「表皮」と呼ばれる肌の最も外側の層で起こります。基底層で作られた角化細胞(ケラチノサイト)は、日々押し上げられながら変化し、最後は角質となって剥がれ落ちます。この一連の流れがターンオーバーの本質です。

20代の健康な肌では、ターンオーバーは約28日周期で繰り返されます。しかし、30代以降は約45日、さらに高齢になると2ヶ月以上かかることもあります。ターンオーバーのリズムが遅くなることで、肌トラブルが起きやすくなります。

ターンオーバーが乱れるとどうなる?

ターンオーバーが正常に働いていると、肌は常に新しい細胞に入れ替わり、ハリや透明感のある状態を保てます。しかし、生活習慣や外部刺激の影響でこのサイクルが乱れると、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。以下では、ターンオーバーの乱れによって起こりやすい具体的な症状について解説します。

古い角質がたまり、肌がくすんで見える

ターンオーバーの乱れで古い角質がはがれ落ちずに蓄積すると、肌の表面がごわつき、光を乱反射してくすんだ印象になります。透明感の低下や化粧ノリの悪さもそのサインです。

メラニンが排出されずシミ・色素沈着の原因に

通常であれば排出されるはずのメラニンが、ターンオーバーの遅れによって肌内部に残り、シミやニキビ跡となって目立ってしまうことがあります。とくに紫外線の影響を受けやすい肌では注意が必要です。

バリア機能が低下し、炎症や乾燥を招きやすくなる

ターンオーバーが不安定になると角質層の機能も弱まり、外的刺激や乾燥から肌を守る力が落ちます。その結果、赤み・かゆみ・乾燥などのトラブルが起きやすくなります。

ターンオーバーが乱れる原因

ターンオーバーのリズムを乱す原因を知ることで、肌トラブルの予防や改善にもつながります。ここでは主な原因を取り上げ、それぞれが肌に与える影響について解説します。

不規則な生活習慣

睡眠不足や栄養の偏り、過度なストレスはホルモンバランスを乱し、肌の回復機能にも影響を与えます。とくに成長ホルモンが分泌される睡眠初期の質が悪いと、肌細胞の再生が遅れてしまいます。

強すぎる洗顔やピーリング

洗顔や角質ケアは重要ですが、やりすぎは逆効果です。角質を落としすぎると肌の防御機能が弱まり、逆にターンオーバーの乱れを引き起こします。摩擦や刺激を与えすぎないケアが大切です。

紫外線や乾燥といった外部刺激

紫外線はメラニンの過剰生成を招き、乾燥は肌の水分保持力を低下させます。こうした環境ダメージが重なると、ターンオーバーが遅れたり乱れたりしやすくなります。

ターンオーバーを整えるには?

肌の生まれ変わりのリズムを健やかに保つためには、外側からのスキンケアだけでなく、生活習慣や身体の内側からのアプローチも欠かせません。日々の習慣を少し見直すだけでも、ターンオーバーの乱れを防ぎ、肌本来の力を引き出す手助けになります。ここでは、今日から始められる具体的なケア方法を紹介します。

まずは生活リズムを整えることが基本

良質な睡眠、栄養バランスの良い食事、適度な運動。この3つが整うことで、肌の代謝も安定します。ビタミンB群やタンパク質など、美肌に欠かせない栄養素も意識して取りましょう。

やさしい洗顔と保湿で肌の環境を整える

洗いすぎず、落としすぎず、必要なうるおいは守る。クレンジングや洗顔料は刺激の少ないものを選び、保湿ケアで肌のバリア機能をサポートすることが重要です。

日焼け止めを習慣化し、紫外線の影響を減らす

紫外線は1年を通して肌に影響を与えるため、季節に関係なくUV対策が必要です。日焼け止めや帽子、サングラスなどを日常的に取り入れましょう。

腸内環境を整えて内側から肌をサポートする

便秘や腸内の悪玉菌の増加も、ターンオーバーに悪影響を及ぼす要因です。水分や食物繊維を意識して取り入れ、腸の働きを整えることで肌の状態も改善されやすくなります。

まとめ

ターンオーバーの乱れは、見た目の印象や肌の質感に直結します。くすみや乾燥が気になる方は、まず肌の生まれ変わりのリズムが整っているかを見直すことが大切です。肌のターンオーバーが乱れると、くすみやニキビ、ざらつきなど、さまざまな肌トラブルを引き起こします。こうした状態にお悩みの方には、ケミカルピーリングという選択肢があります。

MAクリニック心斎橋では、グリコール酸・乳酸・マッサージピールなど6種類のピーリング剤を取りそろえ、それぞれの肌質やお悩みに応じた施術をご提案しています。

「まずは一度試してみたい」という方も、お気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

堂脇真音

MAクリニック心斎橋 院長
湯上 駿

心斎橋という美意識の高いこの地で、皆様の「もっと美しくなりたい」という想いをサポートできることを大変光栄に感じております。私自身、美容医療は単に見た目を整えるだけでなく、皆様の自信や笑顔を引き出し、毎日をより豊かにするためのものだと考えております。

当クリニックでは、美容医療が初めての方も、これまで経験されてきた方も、誰もが安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけてまいります。お一人おひとりのなりたいイメージやライフスタイルに寄り添い、最適な治療プランを一緒に見つけていく、そんな「あなたのパートナー」として、皆様の美しさを全力でサポートさせていただきます。

主な経歴 2018年 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2018年 大阪公立大学医学部附属病院
2020年 大阪公立大学医学部附属病院 麻酔科
2022年 兵庫県立こども病院 麻酔科
2023年 某大手美容クリニック 院長
所属学会 日本美容外科学会 (JSAS) 正会員
日本麻酔科学会 正会員
日本心臓血管麻酔科学会 正会員
主な資格 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医