眉下切開と眼瞼下垂手術はどう違う?目元の悩みから考える正しい選択【大阪の美容皮膚科 医師 湯上駿監修:MAクリニック心斎橋】

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眉下切開と眼瞼下垂手術はどう違う?目元の悩みから考える正しい選択

2025.12.25

目元の印象は、顔全体の若々しさや表情の柔らかさを大きく左右します。中でも「まぶたが重い」「目が開きにくい」「目元が老けて見える」といった悩みを抱える方が検討する施術として、眉下切開と眼瞼下垂手術があります。

一見似た悩みに対応する治療ですが、原因へのアプローチや目的は大きく異なります。本記事では、それぞれの施術の本質的な違いと選び方を、初めての方にもわかりやすく解説します。

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眉下切開と眼瞼下垂手術は何が違うのか

眉下切開と眼瞼下垂手術は、いずれも上まぶたの重さやたるみを改善する手術ですが、改善する「原因」が異なります。見た目の問題なのか、機能的な問題なのかを整理することが、適切な選択につながります。

眉下切開は、加齢などによって増えた皮膚の余剰やたるみを取り除くことを目的とした施術です。眉の下を切開し、余分な皮膚を除去することで、上まぶたの被さりを軽減します。

一方、眼瞼下垂手術は、まぶたを持ち上げる筋肉である眼瞼挙筋の機能低下を改善する手術です。皮膚ではなく筋肉に働きかけるため、目の開きそのものを改善する点が大きな特徴です。

眼瞼下垂手術の特徴と目的

眼瞼下垂手術は、美容目的だけでなく医療的な側面を持つ治療です。見た目の変化だけでなく、日常生活への影響を改善するケースも少なくありません。

眼瞼下垂は、加齢や長年のコンタクトレンズ使用、先天的要因などにより、眼瞼挙筋の力が弱まることで起こります。その結果、視界が狭くなったり、無意識に額の筋肉を使って目を開けようとしたりします。

手術では筋肉の位置や長さを調整し、目を開ける力そのものを回復させます。術後は視界が広がり、頭痛や肩こりが軽減するケースもあります。

眉下切開が向いているケースとは

眉下切開は、構造を大きく変えずに目元の印象を整えたい方に選ばれる施術です。自然な仕上がりを重視する方に適しています。

目の開き自体に問題はないものの、皮膚が被さることで目元が重く見える場合、眉下切開が適しています。眉の下から切開するため、傷跡が眉毛に紛れやすい点も特徴です。

筋肉には手を加えないため、表情の変化が起こりにくく、ナチュラルな若返りを目指す方に向いています。

どちらの施術を選ぶべきか判断するポイント

施術選択で重要なのは「見た目」だけで判断しないことです。原因を見誤ると、十分な効果が得られない可能性があります。

まぶたの下がりは、皮膚と筋肉の両方が関与しているケースも多く見られます。そのため、見た目だけで眉下切開を選んでも、実際には眼瞼下垂が隠れていることもあります。

専門医による診察では、皮膚量、筋力、左右差、視界への影響などを総合的に評価します。適切な診断が、満足度の高い結果につながる重要な要素です。

仕上がりとダウンタイムの違い

眉下切開はダウンタイムが比較的短く、日常生活への復帰が早い傾向があります。ただし、筋肉由来の症状には効果が限定的です。

眼瞼下垂手術は機能改善が期待できる一方、腫れや内出血が長引く場合があります。また、術後の目元の印象が変わるため、事前の説明と理解が重要です。

同時手術という選択肢

症状によっては、眉下切開と眼瞼下垂手術を組み合わせることで、よりバランスの取れた結果が得られることもあります。

皮膚のたるみと筋力低下が同時に起きている場合、どちらか一方だけの手術では不十分なことがあります。そのようなケースでは、同時または段階的な手術を検討します。

ただし、腫れやダウンタイムが長くなる可能性もあるため、施術計画は慎重な判断が必要です。

費用と治療の考え方

費用面も施術選択の重要な要素です。目的によって保険適用の有無が変わります。

眼瞼下垂手術は、視機能障害が認められる場合に保険適用となることがあります。一方、眉下切開は美容目的のため自由診療となります。

費用だけでなく、得られる効果や将来的な満足度も含めて検討することが大切です。

まとめ

眉下切開と眼瞼下垂手術は、どちらも上まぶたの悩みを改善する治療ですが、原因が皮膚にあるのか、筋肉にあるのかによって適した方法は異なります。見た目の印象だけで判断してしまうと、十分な改善が得られないケースも少なくありません。

MAクリニック心斎橋では、まぶたの状態を皮膚・筋肉・骨格のバランスまで丁寧に診察したうえで、眉下切開・眼瞼下垂手術・必要に応じた併用治療まで含めてご提案しています。
「どの施術が自分に合っているのかわからない」「美容目的と機能改善、どちらを優先すべきか迷っている」という方こそ、まずは専門医によるカウンセリングを受けていただくことが重要です。

目元は顔全体の印象を大きく左右する部位だからこそ、納得したうえで治療を選ぶことが将来の満足度につながります。まぶたの重さやたるみでお悩みの方は、MAクリニック心斎橋までお気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

堂脇真音

MAクリニック心斎橋 院長
湯上 駿

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心斎橋という美意識の高いこの地で、皆様の「もっと美しくなりたい」という想いをサポートできることを大変光栄に感じております。私自身、美容医療は単に見た目を整えるだけでなく、皆様の自信や笑顔を引き出し、毎日をより豊かにするためのものだと考えております。

当クリニックでは、美容医療が初めての方も、これまで経験されてきた方も、誰もが安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけてまいります。お一人おひとりのなりたいイメージやライフスタイルに寄り添い、最適な治療プランを一緒に見つけていく、そんな「あなたのパートナー」として、皆様の美しさを全力でサポートさせていただきます。

主な経歴 2018年 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2018年 大阪公立大学医学部附属病院
2020年 大阪公立大学医学部附属病院 麻酔科
2022年 兵庫県立こども病院 麻酔科
2023年 某大手美容クリニック 院長
所属学会 日本美容外科学会 (JSAS) 正会員
日本麻酔科学会 正会員
日本心臓血管麻酔科学会 正会員
主な資格 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医