サブシジョンとは?クレーターへの効果やメリット・デメリットを解説【大阪の美容皮膚科 医師 湯上駿監修:MAクリニック心斎橋】

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サブシジョンとは?クレーターへの効果やメリット・デメリットを解説

2025.11.21

ニキビ跡の凹み(クレーター)は、スキンケアだけでは改善しにくく、悩みが長期化しやすい症状です。その中でも、癒着によって皮膚が内側へ引き込まれるタイプの凹みに効果を発揮するのが「サブシジョン」。本記事では、サブシジョンの仕組み、効果、メリット・デメリット、ほかの治療との違い、施術の流れまで詳しく解説します。クレーター治療の選択肢を知りたい方はぜひ参考にしてください。

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サブシジョンとは

サブシジョンとは、医療用の針を用いて、クレーター状のニキビ跡を引き込んでいる「癒着組織」を切り離す施術です。凹みの原因そのものにアプローチできるため、特に癒着によって皮膚が下に引き込まれているクレーターの改善に向いています。

ニキビ跡の凹みは、炎症後に皮膚の内部で線維組織が硬く残り、皮膚を引っ張り続けてしまうことで生じます。サブシジョンではこの癒着を針でほぐすことで皮膚の位置を正常に戻し、自力では再生しにくい部分の改善を促します。

サブシジョンが効果的なニキビ跡の種類

ニキビ跡には複数の種類があり、治療の相性が大きく異なります。サブシジョンは「癒着」が関わる凹みに適応しやすく、とくに下記のタイプで効果が期待できます。

ローリング型(起伏型)

波打つように広範囲が凹んで見えるタイプ。癒着が面状に広がっているため、サブシジョンの適応となる代表的な症状です。

ボックスカー型

角ばった凹みがくっきり残るタイプ。深い場合は他の施術と組み合わせることもありますが、癒着が強い部分にはサブシジョンが有効です。

アイスピック型

縦に深く刺さったような細い凹み。単独のサブシジョンでは改善が乏しいこともあり、他施術との併用が検討されます。

サブシジョンの効果

サブシジョンは「癒着している線維組織を物理的に切り離す」という独自のアプローチを取るため、他の治療では届きにくい凹みの根本原因に作用します。

サブシジョンの主な効果は以下のとおりです。

  • 皮膚を引き込んでいる線維を切断し、凹みを持ち上げやすくする
  • 再び癒着しないよう、皮膚内部の再生を促す
  • 他のニキビ跡治療の効果を底上げできる

特に、長年改善しなかったクレーターに変化が出やすい点は、大きなメリットと言えます。

サブシジョンのメリット

サブシジョンには、クレーター治療として独自の利点があります。ここでは、施術を検討するうえで知っておきたいメリットを整理します。

癒着に直接アプローチできる

クレーターの根本原因である線維組織を的確に切り離すことができるため、他の施術では届きにくい深い凹みにも作用します。

メスを使わない治療

切開を伴わず、針のみで行う施術のため、ダウンタイムをできるだけ抑えたい人にも選ばれやすい治療です。

ほかの治療と組み合わせやすい

ダーマペン、フラクショナルレーザー、ピーリングなどと併用することで、肌の再生をより促しやすくなります。

サブシジョンのデメリット・リスク

一方で、サブシジョンは深い層にアプローチする治療であるため、特有のデメリットや注意点も存在します。施術前に必ず理解しておきましょう。

  • 針を内部まで挿入するため、数日〜2週間ほどの内出血が出る場合がある
  • 施術後は患部がむくんだり、押すと痛みを感じたりすることもある
  • 適切なアフターケアを怠ると、感染や肌トラブルの原因になることがある
  • 癒着が強い凹みの場合、数回の施術を推奨されることがある

サブシジョンの治療の流れ

初めてサブシジョンを受ける方は、施術の流れを知ることで不安を軽減できます。ここでは一般的なサブシジョンの施術ステップを紹介します。

① 診断

凹みの種類・深さから適切な治療かどうかを医師が判断します。

② 洗顔

感染予防のため施術前に洗顔を行います。

③ 麻酔

痛みを最小限にするため、表面麻酔や局所麻酔を使用します。

④ 施術

医療針を挿入し、癒着している線維組織を丁寧に切り離していきます。

⑤ アフターケア

施術後は内出血や腫れが落ち着くまで経過観察を行います。必要に応じて再診を行い、追加治療を検討します。

まとめ|クレーター治療で迷ったらMAクリニック心斎橋へ

サブシジョンは、クレーターの原因となる癒着に直接アプローチできる数少ない治療のひとつです。深い凹みや長年改善しなかったニキビ跡にも効果が期待でき、ほかの治療との併用でより大きな変化を実感できることもあります。

ただし、症状のタイプによってはサブシジョンよりも適した施術が存在する場合もあるため、凹みの種類を正しく見極める医師の診断がとても重要です。

MAクリニック心斎橋では、ダーマペン4によるニキビ跡治療を提供しています。

クレーターにお悩みの方は一度ご相談ください。

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この記事の監修者

堂脇真音

MAクリニック心斎橋 院長
湯上 駿

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心斎橋という美意識の高いこの地で、皆様の「もっと美しくなりたい」という想いをサポートできることを大変光栄に感じております。私自身、美容医療は単に見た目を整えるだけでなく、皆様の自信や笑顔を引き出し、毎日をより豊かにするためのものだと考えております。

当クリニックでは、美容医療が初めての方も、これまで経験されてきた方も、誰もが安心してご相談いただけるよう、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明を心がけてまいります。お一人おひとりのなりたいイメージやライフスタイルに寄り添い、最適な治療プランを一緒に見つけていく、そんな「あなたのパートナー」として、皆様の美しさを全力でサポートさせていただきます。

主な経歴 2018年 和歌山県立医科大学医学部 卒業
2018年 大阪公立大学医学部附属病院
2020年 大阪公立大学医学部附属病院 麻酔科
2022年 兵庫県立こども病院 麻酔科
2023年 某大手美容クリニック 院長
所属学会 日本美容外科学会 (JSAS) 正会員
日本麻酔科学会 正会員
日本心臓血管麻酔科学会 正会員
主な資格 厚生労働省認定 麻酔科標榜医
ボトックスビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ® 認定資格医
ジュビダームビスタ®バイクロス 認定資格医